
では、炭素繊維製のパイプについて話しましょう。
重い鋼管やアルミニウム管を運ぶのが面倒だと感じているなら、炭素繊維製のパイプが最適です。これらは、樹脂混合物を使って炭素繊維を芯金属の周りに巻き付けることで作られます。その結果、非常に堅牢で、圧力がかかっても全く動かないパイプが出来上がります。
熱に対する耐性
最良な点は、高温になってもほとんど変形しないことです。金属は膨張して歪むため、膨張継手を使わざるを得ませんが、炭素繊維はそのままの形状を保ちます。
一般的には、高温の流体を送る管路や加熱要素を支えるために使用されます。ただし、熱の伝わり方には注意が必要です。熱は繊維の長さ方向に非常に速く伝わります。熱損失を考える際には、この点を忘れてはいけません。
デメリット
もちろん、炭素繊維製のパイプも完璧というわけではありません。硬い反面、脆いのです。銅管のようにへこむことはありませんが、接続部を過度に締め付けたり、工場で重いレンチで叩いたりすると、曲がる代わりに割れたり剥がれたりします。これを防ぐためには、接続部に補強用のスリーブを使用することをお勧めします。そうすれば、クランプを締め付けてもパイプが壊れることはありません。
実際の用途
航空宇宙業界や高級化学工場でも、このパイプが広く使われています。その理由は、錆びにくいからです。316ステンレス鋼であっても数週間で腐食してしまうような強力な溶剤を通しても、このパイプは大丈夫です。ただし、使用する樹脂が十分な耐温性を持っているかを確認してください。ガラス転移温度を超えてしまうと、パイプの強度が低下し、全体が壊れてしまいます。温度には十分注意しましょう。そうすれば、このパイプは本当に便利な道具となります。